
文在寅氏、米韓不協和音をカネで抑え込み
2019/09/24 19:19

【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅大統領がトランプ米大統領との会談で真っ先に持ち出したのは、
米国産液化天然ガスの輸入拡大などカネの話だった。北朝鮮との対話が滞り、
日本との対立で日米韓の安全保障協力が揺らぐ中、トランプ政権は在韓米軍の駐留経費問題で
大幅な増額を突き付けている。カネでトランプ氏の歓心を買うしかない文氏の苦しい立場がにじむ。
文氏は会談冒頭、「(次の)米朝首脳会談が実現すれば、世界史的大転換になる」と
対北対話でのトランプ氏の指導力を称賛した。続けて韓国企業の対米投資の増加や
液化天然ガスの追加輸入決定などを列挙し、「これら全てが韓米同盟をより強固に発展させると信じている」と強調した。
トランプ氏は「韓国は軍事装備購入でお得意さまだ」と述べ、兵器の追加購入が
会談の中心議題の一つになることを予告。韓国大統領府によると、文氏が実際に米国からの過去10年間の
兵器購入実績と今後3年間の購入計画を説明した。
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1909240036.html